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「陶房 和萩」で陶芸体験 vol.3

「陶房 和萩」で陶芸体験 vol.3

レポート 2019.04.19

どうも、モノボン制作担当のワタナベです。
全4回に渡ってお届けする「陶房 和萩」での陶芸体験の第3回目です。

前回までのおさらい

おさらい1 おさらい2

vol.2で今回が最終回と言いつつ、しれっと全4回に変更したのはさておき。

陶芸とサルサに情熱を燃やす久保田先生指導の下、ワタナベはモノボンの公式キャラクター「モノポン」のマグカップを制作しております。

モノポン モノボン公式キャラクター「モノポン」

写真をお願いしているphotomo.simaさん(以下、シマさん)は、お皿とかを作ってた・・・と思います。

記憶があいまいなのも仕方ないでしょう。
前回から今回の間、約3ヶ月が経過しております。
このコトに関しては、いつも陽気な先生も大変申し訳なさそうにされていました・・・。

前回マグカップの成形が終了し「素焼き」という工程に進みました。
この「素焼き」は待つしかないのですが、素焼きを行うには窯を作品で埋める必要があります。

我々は運悪く(?)窯がまったく埋まってない時に当たったというワケです。
体験してみたいという方は、窯の埋まり具合などもあらかじめ聞いてみるといいかもしれません。

窯出し

窯出し1 窯出し2

窯の中には先生や陶芸教室の生徒さんの作品でパンパンでしたが、
圧倒的な存在感を示しているのが、われらがモノポンのマグカップ。
心なしか、コッチを見てるようにも思えます。箸置きのミニポンも確かな存在感を放っております。

「どうですか?結構縮んだでしょ?」
という先生の問いかけ。

素焼き前は、手のひらに収まらなかったサイズでしたが今はすっかり収まる。なるほど縮んでいるようです。
粘土に含まれた水分もすっかり抜けて、明らかに軽くなってました。

窯出し3 窯出し4

上の画像はシマさんの作品。四角い皿と丸い小皿。絵皿になるようです。
「おっとっと」みたいなのはネコです。

ペーパーがけ

ペーパーがけ

素焼きされた作品に紙やすりをかけ、表面を「ザラザラ」から「なめらか」にしていきます。

ペーパーがけ1 ペーパーがけ2

スリスリと、決して大きくない音が室内を包みます。

先生は、この日までに時間がかかって申し訳ないと思っているのか、しんと静まっています。

我々は何とも思ってないのですが、先生の優しい人柄から申し訳ない気持ちが出て、場が緊張しているのでしょう。

それを破ったのはシマさん。
リンパマッサージで激痛に耐えたという話を唐突に始めます。

「痛い痛い痛い!」

でも最終的には身体も心も軽くなった、と語るシマさん。
自虐的なネタで笑いを取りながら、その場の緊張も取る。ついでに写真も撮る。

(お主、やるな・・・)

シマさんが見せた「写真」ではなく「写真家」の技術。見事でした。
そんなペーパーがけの時間でした。

撥水剤を塗る

撥水剤 ←コレ「はっすいざい」と呼びます。
色を付ける「釉薬掛け」の際、この撥水剤を塗った所には釉薬がかからなくなります。

撥水剤1 撥水剤2

撥水剤3

目印として鉛筆で線を引き、撥水剤を塗っていきます。
紫になってる部分が撥水剤を塗った所です。

この撥水剤を作品の裏に塗ることで、本焼きの際に窯の中で作品を乗せる棚板と作品がくっつかないようになるらしく、もしくっついたら作品も棚板も無事じゃすまないらしいです。

撥水剤4 撥水剤5

シンナーっぽい撥水剤の匂いにヤラレながら塗装完了。
ついでにモノポンの顔を下書きし、作品をスポンジで軽く湿らせながら、ペーパーがけで表面についた削り粉を取っていきます。

釉薬掛け(ゆうやくがけ)

いよいよ、作品に色を付けていきます。
作品に色を付けるコト、つまり釉薬掛けすることを施釉(せゆう)といいます。

釉薬1 釉薬2

上の画像はシマさんが使う釉薬。やけに渋い色を使うんだなぁと思いきや、
コレ「水色」と「濃い青」らしいです。

「焼くと色が変わる」と先生。
塗る側は焼いたときに変わる色へ頭の中で置き換えながら施釉する必要があります。

釉薬3 釉薬4

では早速 施釉します。まずはモノポンの目の周り。
淡い緑に見えますが、焼くと濃い緑に発色するとのコト。

なるべく丁寧に丁寧に、筆を重ねながら施釉していると先生からアドバイス

「釉薬はすぐに固まるから、筆の跡が形に出るんで一気に塗った方がいいですよ」

うん・・・遅いです。

アットホームな雰囲気の教室で、とても気さくで楽しい先生ではありますが、
重要事項が遅れて来る、という注意事項を加えておきます。

釉薬5 釉薬6

集中するとクチをトガらせる悪い癖を出しながら、目と鼻、クチを書き込みます。

釉薬7 釉薬8

ミニポンも目とクチを書き込みます(画像左)。ちょっと不機嫌そうな顔になっちゃいました・・・。
そして先ほどの撥水剤を目と目の周りに塗ります(画像右)。

撥水剤は釉薬が付かないようにするためのモノです。
つまり、すでに施釉した箇所に撥水剤を塗ることで、ほかの釉薬が付くのを防ぐ効果があります。

一方、シマさん

釉薬9 釉薬10

釉薬をオタマで、すくっては作品にかけ、すくっては作品にかけ。
「釉薬がけ」とだけあって「かける」作業が主なようです。

筆を使って細かく絵を描いたりする作業、つまり先ほどモノポンの顔を描いた作業は「上絵付(うわえつ)け」というモノに分類されるらしく、本当は「体験教室」ではしないそうです。
今回は特別に体験教室にもかかわらず上絵付けをさせてもらいました。体験教室をご利用の際にはご注意ください。

釉薬11

コチラもモノポンに緑の釉薬をかけていきます。

相変わらずクチをとがらせながら、オタマでまんべんなく釉薬をかけます。
クチをとがらせると不機嫌そうに思われがちですが、集中してるだけです。
楽しいから集中してます。あらかじめご了承ください。

そして釉薬かけを終えたモノポンがコチラ

釉薬12

何だコレ。モノポンも心なしか、怒ってるように見えます。

そこで、釉薬がかかり過ぎた所は削って直していきます。

釉薬13

ココで先生から重要な注意事項が。

「釉薬にはガラスの成分などが入っているため有毒です。削った粉を絶対に吸わないように注意してください。」

できれば削り始める前に教えてほしかった情報を入手し、半分くらい削り終わってるモノポンを更に削ります。

「フー、フー」と息を吹きかけ、危険な粉を吹き飛ばしながら作業をしていると先生から追加の注意事項。

「吹くのはいいんですけど、吸わないように注意してくださいね」

俺はダイソンか!と心で思いながら「ハイ」と返事。とてもお茶目な先生です。

釉薬14

削り終えました。先ほどとは打って変わって、ダンディーな仕上がりに。

釉薬15

モノポン、ミニポン共に、耳に「M」「P」を書き込んで完成です!

一方、シマさんも次々に完成させていきます。


目がヤバそうですが、楽しそうな星たちのお皿です。
かなり色が薄いようですが、焼くと黄色が鮮やかに出て、黒い部分が青に変わるそうです。


リンゴの小皿です。
胴体が白いようですが、焼くとピンクに変わるそうです。焼き上がりが楽しみな一品です。


黒猫の・・・何に使うか分かりませんが、黒猫のヤツです。

シマさんが作った作品は、上記の作品以外にも数点あります。
決められた粘土の量が許す限り、たくさんの作品を作ることができます。これも和萩の陶芸教室の魅力でしょう。

以上で3日目の作業は終了です。
あとは本焼きを先生に任せ、焼きあがったら作品を取りに行くだけです。

3日目のまとめ

1日目と2日目は、土を練ったり、形を作ったりと「コツコツ」と根気のいる作業でした。

しかし、今回の作業は「大胆」「スピード」が求められるモノで、陶芸の二面性を体験するコトができました。

まとめ

自分の作品のために集中し、それが緩和された時のスッキリ感はぜひ味わってもらいたい陶芸の魅力だと思います。

この記事を書いてる時点で本焼きは終わってませんが、どのように色が出てるのか、とても楽しみです!

では、次回が本当に最終回!どうぞよろしくお願いします。

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